【製造業の勤怠管理】工場長の集計地獄を解放!高齢パートも迷わないIT化の秘策

こんにちは、社会保険労務士の櫻井です。
「中小企業経営110番byベネフィット」では、日々の現場で起こる「困った」を解決するためのヒントをお届けしています。

製造現場を支える経営者や工場長の皆様とお話ししていると、よくこんな声を耳にします。

「うちは70代のベテランパートさんが主戦力だから、デジタル化なんて無理だよ。彼女たちが辞めてしまったら困るし、結局、紙のタイムカードが一番確実なんだ」

しかし、本当にそうでしょうか。

実は、「紙」よりも「IT」の方が、高齢の従業員にとっても、そして集計に追われる工場長にとっても、ずっと楽で優しい方法があるのです。

今回は、勤怠管理システム「KINGOFTIME」を例に、現場のベテラン勢が喜ぶ「失敗しないデジタル化」の戦略についてお伝えします。

1.「ガチャン」より「ピッ」の方がミスがない

工場長が一番心配されるのは、「高齢のパートさんが操作を覚えられるか」という点です。

ですが、実は紙のタイムカードの方が、はるかに高度な作業を要求しているという事実に気づいていますか?

  • 自分の名前が書かれたカードを棚から探す。
  • カードの表裏を確認し、正しい行(日付)に差し込む。
  • 印字がズレないように「ガチャン」と押す。

目が見えづらくなったり、指先の細かな作業が負担になったりする世代にとって、これは意外とミスの原因になります。そこで、ITの力を活用しましょう。

おすすめは、「ICカード打刻」や「顔認証」です。ICカードなら機械に「ピッ」とかざすだけ、顔認証なら機械の前に立つだけです。
バスに乗る時と同じ感覚で、「自分の場所を探す」手間も「押し間違い」もゼロになります。

機械から「おはようございます!」と声が返ってくる。
これだけで、「間違えようがないから安心だ」と、現場のベテラン勢からはむしろ喜ばれることが多いのです。

2.工場長の「休日」を取り戻す自動集計の威力

「印字が重なって読めない」「押し忘れを一人ずつ聞いて回る」といった作業に、せっかくの休日を潰していませんか?
工場長自ら全員分のタイムカードをチェックし、電卓を叩く時間は、IT導入によって「ゼロ」にできます。

システムを導入すれば、打刻した瞬間にすべての計算が完了します。

  • 深夜手当の算出
  • 残業代の自動計算
  • 休憩時間の自動控除

工場長が行うのは、月末にパソコン画面を確認して、承認ボタンを1回押すだけです。

これまで数日かかっていた集計作業が数分で終われば、その分を現場の改善活動や、スタッフとのコミュニケーションに充てることができます。

3.最大の落とし穴:自力での導入は「設定の沼」にハマる

これほど便利なITツールですが、一つだけ大きな注意点があります。

それは、「自力で設定しようとしないこと」です。

KINGOFTIMEは非常に高機能で、日本のあらゆる業種に対応できる「最強のツール」ですが、その分設定項目が膨大です。

  • 「丸め設定」はどうするか?
  • 複雑なシフトパターンをどう組むか?
  • 有給休暇の自動付与ルールは?

これらを一つでも間違えると、法律違反の計算になってしまうリスクがあります。

慣れない工場長が夜な夜なマニュアルを読み込んで格闘するのは、本末転倒です。

だからこそ、導入の設定は「専門家」に任せてしまうのが一番の近道です。

私たちは、製造現場独自のルールを丁寧にヒアリングし、「導入した初日から、現場が迷わず使える状態」にしてお届けします。

ものづくりの未来を語る時間を増やそう

「うちはアナログだから」と諦める必要はありません。

  1. 「ピッ」とかざすだけ。高齢者にはITの方が簡単
  2. 工場長の集計地獄は、ボタン一つで解消される
  3. ただし、自社での設定は困難。専門家に任せて「正しい運用」を始める

工場長、もう電卓を置いて、ものづくりの未来を語る時間を増やしませんか?

「うちの工場に合うかな?」と少しでも気になったら、まずは気軽にご相談ください。

一緒に、もっと「楽で強い現場」を作っていきましょう。


【動画】【現場の悩み】工場長、まだ「紙の集計」で消耗してるんですか?高齢パートさんも笑顔になるIT化の秘策

投稿者プロフィール

櫻井智
櫻井智
■ 櫻井 智(さくらい さとし)
社会保険労務士/労務・人事の専門家

2017年にベネフィットグループに参画。
労務管理・社会保険・人事制度設計を中心に、
中小企業の「人」に関わる問題を数多く解決してきた。
櫻井の加入により、ベネフィットのサービスはより実践的で厚みのあるものとなっている。