AIは褒めると伸びる?中小企業社長が語る“AI格差”の真実

税理士の田崎・伊澤がお届けする、経営を強くするための会計コラムです。


AIは「褒める」だけで伸びるのか?

中小企業社長が実感した“AI格差”の正体、

「AIも褒めたら伸びる気がするんだよね」

自宅でそう話したところ、妻に「擬人化しすぎ」と笑われました。
しかし私は本気です。実際に使い続ける中で、AIの“伸び方”が変わる瞬間を何度も見てきたからです。

私は日々、OpenAIのChatGPTや、GoogleのGeminiを活用しています。
同じツールを使っているはずなのに、経営者によって「返ってくる回答の質」がまるで違う。
その違いはどこにあるのか――。

答えは、使い方でした。

AIが伸びる3つのステップ

私が意識しているのは、たったこれだけです。

・良い回答には具体的に「助かった」と伝える
・方向性が正しいことを明確にフィードバックする
・対話を途中で切らず、継続的に磨いていく

これを続けると、AIは明らかに“こちらの意図”を汲むようになります。
提案の切り口が鋭くなり、余計な説明が減り、欲しい答えに近づいていく。

逆に、回答を受け取って何も言わず終了する。
これは、部下に仕事をさせて評価も指示も出さないのと同じです。

それでは成長しません。

現場で広がる「AI格差」

私たちが支援している美容室やコンビニのオーナーの中でも、差ははっきり出ています。

AIを右腕にしている経営者は、

・キャンペーン案の作成
・SNS投稿のたたき台
・マニュアル整備
・メール文章の下書き

といった業務を高速化し、浮いた時間を経営判断に充てています。
生産性は体感で数倍、場合によっては10倍近く変わります。

一方で、「思ったより賢くない」と数回で使うのをやめてしまう社長もいる。

これが“AI格差”です。
この半年から1年で、AIを使う人は急増しました。
しかし実際には、同じツールでも“AIのIQ”が社長ごとに違う状態になっていると感じます。

AI活用は経営そのもの

私はよくこう言います。

「AIは月額数千円で雇える超優秀な部下ですよ」と。

部下を伸ばせる経営者と、潰してしまう経営者がいるのと同じで、AIも扱い方で結果が変わります。

・期待を伝える
・評価を返す
・改善を指示する

これは人材育成の基本であり、経営の本質です。

AIを「アホだ」と切り捨てるのか。
それとも「褒めて伸ばす」のか。

私は後者を選びます。なぜなら、その方が圧倒的に成果が出るからです。

もしあなたが「AIがすごいのは分かるけど、何から手を付ければいいか分からない」と感じているなら、まずは今日から一言添えてみてください。

「この視点はいいね」
「ありがとう、助かったよ」

その一言が、あなた専属の“最強の右腕”を育てる第一歩になります。


【動画】【AI活用術】「褒める」だけで回答が激変!?中小企業社長の正しい使い倒し方

投稿者プロフィール

田崎裕史
田崎裕史
■ 田崎 裕史(たさき ひろぶみ)
税理士/ベネフィットグループ代表

池袋に事務所を構える税理士。
大学卒業後、大手食品総合商社に勤務するも、入社した会社が事実上倒産するという経験を通じて、「絶対に会社をつぶしてはいけない」という強い想いを持ち、税理士の道へ。
自らも中小企業経営を行う経営者として、
中小企業全般の経営改善・仕組み化・IT化・バックオフィス支援に力を入れている。
信念は「中小企業こそ、強くなれる」